過敏性腸症候群(IBS)と鍼灸治療(2)
先日、過敏性腸症候群(IBS)と診断された患者さんが 来院されました。
この方は45才の男性で、もともと若い頃から胃腸が弱い方で すぐ下痢を していたそうです。 しかしここ4年間ほどは下痢をすることもほとんどなく平穏に 暮らせて いたのだが、2ヶ月ほど前から再び下痢がひどく なってきたとのこと。
特にストレスがひどくなったわけでもなく、原因として思い当たる ことは 特にないらしいです。 にも関わらず食後すぐにトイレに行きたくなったり、いつもおなかが ゴロゴロしているため、電車に乗るのも恐くなってしまったと おっしゃっていました。
そのため、病院に行ってみたら下痢型の過敏性腸症候群(IBS) と診断され、整腸剤を 1ヵ月分ほど処方され飲み続けていたが、 一向によくならないため鍼灸治療を試してみようと思ったそうです。
さて、この患者さんを問診してみると気になる点がいくつか 判明しました。 その一つは毎日焼酎をオンザロックで7~8杯飲んでいることです。 まずこれを控えてもらいつつ、同時に鍼灸治療をしばらく続けていく 方針を打ち立てました。
治療法としては大腸経と心経、腎経と言う経絡の流れの改善を 目的とし、鍼灸を施していくことにしました。 これを週1~2回の頻度で2~3ヵ月ほど継続すれば効果を実感 できる ようになるかと思われます。
過敏性腸症候群(IBS)の治療は時間がかかるケースが多いため、 辛抱強く 継続していただくと、快適な生活を送ることが できるようになります。
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