排尿障害と前立腺の病気
排尿障害は意外と男性に多い病気です。 年齢的には60才を過ぎた人の病気と思われがちですが、 近年は若い20代や30代の方々にも増えてきています。
昨年来院された35才の男性のケースでは、排尿障害の 主な症状は頻尿、尿が出る勢いが弱い、尿の切れが良くない、 会陰部位(股間中央部)が腫れている感じがして気持ちが 悪く、また熱感もあり、風邪を引くとより症状が重くなる などでした。
この方は4年前に前立腺炎と病院で診断されたのですが それ以降特に悪化はしていないとのことでした。
東洋医学の見地から診察してみると、主に膀胱経と言う 経絡と腎経と言う経絡に問題があることが判明したので これらの経絡の気の流れが滞っている部位の経穴(ツボ)、 主に腰と下肢、に鍼を施し気の流れの調整をおこないました。
この患者さんは仕事が忙しく帰宅も夜中になり、睡眠時間が 3時間程度が続くことがあると言うくらい多忙な方なのですが なんとかスケジュール調整をしていただき、5ヶ月間で10回の 治療、それと同時に生活習慣の改善もおこなっていただいた 結果、完治とまではいきませんが当初に比べ見違えるほど 改善されました。
この方の治療の場合はかなりのスローペースでしたが、 排尿障害や前立腺炎、前立腺肥大症の治療は、 通常週1~2回のペースで2,3ヶ月続けますとより効果的です。
吉祥寺 アキュモ鍼灸治療院 TEL:0422-71-1524(ご予約は9:30より受付開始)
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