下肢は内臓と密接な関係があります。
例えば下肢の故障が長引くと内臓、特に胃、胆のう、膀胱、腎臓 肝臓の故障と関係していきます。
下肢の故障と言ってもその場所は膝、足首、指、足の裏、ふくらはぎ、 太もも、すね等さまざまです。
また故障の現れかたも色々で、痛む、しびれる、冷える、火照る、 つる、だるい、力が抜ける、ガクガクする、重い等があります。
今日治療した患者さんは、胃が重くいつも胃のことが気になって いました。 病院で検査をしたが、特に異常は見当たらないと診断され、 念のため薬を処方され5ヶ月ほど飲んだが良くならないとのこと でした。
当院の治療は全身のツボの異常信号を見つけて、その異常を 取り除くことを主としています。
この患者さんの場合は、すねにあるツボに異常が見られたので そこからアプローチをする治療法を行っていました。 本日で5回目だったのですが、すっかり苦しんでいた胃の症状が 取り除かれ大変喜んでいらっしゃいました。
この症例は、下肢は内臓(胃)の一部分であると言う良い例です。 胃が正常に働くためには「気」というエネルギーが必要です。 胃に注ぐ「気」が通る道(経絡と言います)は脚にあります。 そのため脚に故障があり、気の流れが滞ると胃がエネルギー不足 におちいり、色々な病状が現れるようになってしまいます。
下肢は立つ、歩く、座るなど自分の体を移動させるためだけに あるのではなく、内臓と密接な関係がある組織なのです。
吉祥寺 アキュモ鍼灸治療院 TEL:0422-71-1524(ご予約は9:30より受付開始)
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