腰痛の患者さん2
先日28才の女性が、顔を洗う姿勢と腰掛けて立つ時の姿勢、 電車で立っている時の姿勢がとても辛いと訴え来院されました。
この女性が勤めている会社は最近急成長中で、ほとんど毎日 残業があり、帰宅が24時を過ぎることもよくあるとのこと。
診察してみると、痛むところはウエストの後方からその下の方 (仙腸関節)でした。 加えて疲れが全身に及んでいて、特に腰に溜まっていました。
疲れは腰に溜まることが多く、その場所はウエストの後方で 疲れた時に腰を伸ばしてトントンと叩きたくなり、叩くと気持ちの 良いところです。
治療は腰にある志室と言うツボと膀胱兪と言うツボの付近に 刺鍼をし、膀胱経と腎経の気の流れを調整することをメインに 行いました。 それに加えて、肩こりも酷かったので首と肩にも刺鍼をしました。
週一回の治療を5回続けたところ「スッカリ良くなりました。 あんなに痛かったのが不思議なくらいです」とおっしゃって頂ける ようになりました。
この患者さんのような症例では、多忙な生活が腰痛の大きな 原因となっているため、治療でいったんは良くなっても、多忙な 生活環境を改めなければまた再発してしまう可能性が非常に 高いのです。
しかし生活環境を改めることはなかなかできるものではないので、 代わりに鍼灸やマッサージなどで体のメンテナンスを定期的に行い、 疲労を溜め込まないようにし、コンディションを整えておくことが とても重要です。
吉祥寺 アキュモ鍼灸治療院 TEL:0422-71-1524(ご予約は9:30より受付開始)
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